シングルマザーの皆さんに関わる新型コロナウイルス関連の支援制度をまとめました。
今まで紹介した支援制度のほか、5月上旬の時点でまだ定まっていないものもありますが、お役に立てれば幸いです。
一時的に申請する制度

一律に10万円が給付される制度や、個人事業主や会社などに支払われる「持続化給付金」などありますが、今回は生活に関わる困窮状態になった時の支援制度を紹介します。
生活福祉資金貸付制度
「生活福祉資金貸付制度」は、生活保護を受ける状態になる前に国が低い利息で貸付する制度です。
こちらを利用して、再就職などに役立ててもらうという目的で作られた制度となります。
なので休業を言い渡されたり、失業し生活費に困った場合に利用できるものになります。
実際に貸付できる金額は以下の通りです。
「休業」などで収入が減少し一時的な資金が必要な人は最大で10万円を、このうち学校の臨時休校などの影響を受けた場合は最大20万円を、それぞれ借りられます。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/management/?tab=1#mokuji2
「失業」などで生活の立て直しが必要な人は、単身なら月に最大15万円を、2人以上の世帯なら月に最大20万円を、それぞれ原則3か月間、無利子で借りられます。
新型コロナウイルスの影響で貸付できる所得の制限がなくなり、また、所得が減り住民税が非課税となった場合は返済が免除されることとなりました。
この制度の問い合わせは、地域の社会福祉協議会となっています。
休業手当、傷病手当金
休業手当、傷病手当金は会社に休業を言い渡された、また、傷病手当金は病気により会社を休まざるをえない時に、会社が支給するもの、また会社の証明により申請できるものとなります。
休業手当、有給休暇、傷病手当金の違いを解説しています。

修学支援新制度
小中学校に通う子供を持つ親を対象にした「就学援助制度」は各自治体によって申請するものですが、学生や短大生、高等専門学校などに通う学生のために、授業料の免除や奨学金が支給される制度が制定されています。それが「就学支援新制度」です。
小中学校の子供を対象とした「就学援助制度」についてはこちらから

短大生や高等専門学校生等に対応した「就学支援新制度」は、新型コロナウイルスの影響で職を失った、収入が減ったなどの理由で申請できます。
こちらは、公的支援の受給証明書が必要となります。
お問い合わせは学校にある奨学金窓口、または日本学生支援機構の奨学金相談センターで受け付けています。
参考:NHK特設サイト
従来の制度から新しく付け加えられた支援

電気、ガス料金、電話料金などは5月の支払い期限を延長しているところが多くあります。
また、水道・下水道料金については各自治体によって対応が違いますので、確認しておきましょう。
この時期に多いひとり親家庭にかかる各種手当の申請や現況届についても、郵送による受付や期限の延長措置がなされています。
児童扶養手当
外出することができず、認定請求書の提出が遅れてしまった場合は、本来の請求日の翌月から支給開始とされる場合があります。
参考:厚生労働省
認定基準や従来の請求方法をこちらでまとめています。

児童手当
「臨時特別給付金」として、一人あたり1万円の支給が考えられています。
児童手当について詳しくはこちらでも書いています。

健康面の情報について
新型コロナウイルスに関わる健康面の情報については、「新型」と名前がつくとおり、さまざまな情報が飛び交ってパニック状態になっているところが現状ですよね。
正しい情報を知るために、信頼できる情報源を活用しましょう。
もし提出書類がたまっているなら…
新型コロナウイルス関連の申請書の他にも、進級、進学されたお子さんをお持ちなら、この時期たくさんの提出書類がたまっているのではないでしょうか?
たまった書類を整理するため、私は今までクリアファイルを使っていましたが、度重なる延長でその都度連絡事項が書かれた学級通信や学年通信が多くなりますよね。
そこで、最近ではクリアファイルでは整理できない提出物を目的別に分け、ポケットファイルに入れることにしました。

先日、電話をしながらポケットファイルから提出物を取り出す時にかなり手こずったこともあり、下のような挟むだけのファイルも検討中です。

プラス 個別フォルダーエコノミー 10枚 A4横 FL-081IF 87-288 イエロー
まとめ
後半では書類整理の話になりましたが、新型コロナウイルスに関するシングルマザーのための支援やサービスは、公共のもの以外にもベビーシッターサービスや食事の宅配などもあります。
賢く活用して、この時期を乗り越えましょう。