医療事務の資格に合格するには?シングルマザーの独学には下調べが大事

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シングルマザーに人気の資格の一つとして医療事務がありますね。

病院や診療所は近所や子どもの通っている保育園や小学校の近くにもありますし、もし就職できたらその移動距離や時間の融通が効くのではという理由で多くの方が目指す試験となっているようです。

しかし、この資格を取って就職しようと思うときには、まず手当たり次第に資格テキストなどを買わないほうが良さそうです。

今回はその理由や選び方を紹介します!

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医療事務の資格はたくさんある!

実は医療事務と言ってもその資格試験は沢山あり、大半が民間の資格となっています。

またその範囲はバラバラなんですが参考資料は持ち込みOKなので、何かを見ながら回答することができるところが特徴です。

つまり暗記が必要ない、ということなんです。

しかし、簡単に見えていても油断は禁物。試験対策としては、過去に出された問題を解きながら、その問題傾向に慣れていくといった勉強方法が主になってくるでしょう。

この医療事務の資格、30~50種類もあると言われているんですね。

その中でも「医科」「歯科」「調剤薬局」「介護」という分野に分かれるのですが、今回は「医科」の分野にある医療事務試験資格を紹介します。

主な医療事務の資格試験名称

それでは、主な医療事務資格の名称と団体名を、難易度の高い順から紹介していきます。

資格名団体名合格率
ホスピタルコンシェルジュ(R)1級JSMA技能認定振興協会10%
診療報酬請求事務能力認定試験公益社団法人日本保険医療事務協会30%
医療事務管理士JSMA技能認定振興協会40~50%
ホスピタルコンシェルジュ(R)2級JSMA技能認定振興協会50%
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)日本医療教育財団60%
医科2級医療事務実務能力認定試験全国医療福祉教育協会60~80%
医療実務認定実務者(R)全国医療福祉教育協会60~80%
ホスピタルコンシェルジュ(R)3級JSMA技能認定振興協会73%

資格名だけでもこんがらがってしまう名前が多いのですが、一番むずかしいと言われている資格が「ホスピタルコンシェルジュ1級」となります。

医療事務資格は役に立たない」と言われている方も多いのですが、それはそれぞれの資格の内容と実際に就職して就いた仕事のミスマッチが起こるためかも知れません。

その資格でどんな知識が得られるのか、よく確認してから勉強を始めたほうがいいですね。

主な医療事務資格の特徴は?

それぞれの資格ではどんなことを学ぶのかまとめてみました。

レセプトの作成について学ぶ資格試験

医療事務の仕事の中で代表されるものとして、レセプト業務があります。

レセプト業務とは?

日本は国民皆年金制度により、医療を受けるときには最大で医療費の3割を個人が負担し、残りの7割を毎月の健康保険料として支払っている保険者(健康保険組合や全国健康保険協会、国民健康保険を取り扱う市町村)が負担します。
診療を受けたときにはその医療費を正確に計算し、7割を負担する保険者に請求する業務のことをレセプト業務といいます。

他にも患者さんへの受付や会計などの仕事もありますが、このレセプト業務(診療報酬請求業務)の技能を習得するための資格は以下のものになります。
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務管理士
  • 医科2級医療事務実務能力認定試験

カルテを読み取り、点数計算をしレセプトを手書きで作成するための試験を行うものです。

レセプトの点検について学ぶ試験

先ほどの資格試験はレセプトを手書きで作成するための試験でしたが、こちらはコンピュータで入力したレセプトを確認する能力を問う試験となります。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • 医療事務管理士

こちらは出来上がったレセプトをチェックする業務となるため、先ほどの資格試験と合わせて持っておくこともいいかも知れません。

受付業務についても学ぶ資格試験

レセプト業務だけでなく、実際の受付や会計の時の対応の能力を問う試験はこちらになります。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • ホスピタルコンシェルジュ(R)

こちらは実技試験も行われます。

また、ホスピタルコンシェルジュ(R)は級ごとに難易度の差がありますが、責任の大きさがポイントとなってくるようです。

  • 3級
    医療事務従事者として実務について基本的な理解と知識をもち、通常の日常業務の中で患者さま等とスムーズに対応できる技能をもっていること。
    専門学校生や実務経験1年程度の方に最適です。
  • 2級
    医療事務従者として実務について一般的な理解と知識をもち、日常業務やイレギュラーな事例にもスムーズな対応ができること。
    新入職員等の指導を行う技能を有する、実務経験3年程度の方に最適です。
  • 1級
    医療事務従事者として実務について十分な理解と高度な知識をもち、患者さま等からのクレームや特殊な事例にもスムーズな対応ができること
    中堅職員の指導を行う立場の方や管理職の方に最適です。

引用:JSMA技能認定振興協会

短期間で取得できる資格試験

こちらの試験は在宅で試験を受けることができ、また開催日も1ヶ月ごとに行われるので、忙しい方にはおすすめの資格試験となります。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • 医療実務認定実務者(R)

しかし油断はせず、勉強する期間として1~2ヶ月は取っておいたほうがいいかも知れません。

それぞれの資格の特徴を掴んで、自分に合った試験を受けるといいですね。

難易度高めの資格、診療報酬請求事務能力認定試験の特徴は?

今回はこのうち、「診療報酬請求事務能力認定試験」について詳しく特徴を説明します。

こちらはレセプトを手書きで作成するための試験と説明しましたが、実際の現場ではコンピュータでレセプトを作成するところが多いです。

しかし、コンピュータ通りの入力だけでなく、イレギュラーなものにも対応できるようにしたいものです。

この試験の概要をまとめてみると、

  • 実施:年2回(7月、12月)
  • 合格率は30%前後
  • 試験内容:学科試験20問、実技試験2問(外来・入院)
  • 時間:3時間

となり、長い試験時間にとても難しいんではないか?と心配になりますね。

試験勉強の期間は平均して、3~6ヶ月と言われています。

医療機関の就職経験もなく、何も知識のない状態から合格するには試験日までに対応した、理解しやすい講座選びがポイントとなります。

「医科」「歯科」の科目がある中で、フォーサイトの診療報酬請求事務能力認定試験「医科」は初心者でもわかりやすい科目からカリキュラム設定されています。

無理のないように基礎から応用問題までをカバーし、合格までの力をつけてくれます。

また、実際の試験日に心がけたいことをまとめた冊子や、応援メッセージなども届くので心強いです。

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