新型コロナウイルス感染症の影響によって、各資格試験の日程が変更されたり、中止となることが多くあるようです。
先日もしばらく中止となっていたTOEICのテスト申し込みが殺到し、受験や就職に利用する学生が受けられないということがありました。
今年行われる宅建試験についても、7月1日の申し込み時に試験日の追加が発表されました。
どういうことなのか、また対応する通信講座については変更があるのかどうか、調査してみました。
2020年宅建試験の変更箇所
宅建試験の主催者である、(財)不動産適正取引推進機構のホームページを見てみると、
1.試験会場における受験可能人員を上回った場合には、10月18日(日)ではなく、後日、指定した試験会場で受験していただく場合があります。
2.その場合の追加の試験日は、12月27日(日)を予定しています。該当する受験者の方には、8月末までに(予定)改めて通知いたします。
(財)不動産適正取引推進機構
とありました。
都道府県ごとの申込者の人数によって、試験会場が込み合った場合に、追加の試験日が作られるとのことです。
宅建士試験では、例年20万人以上の申し込みがあり、かなり人気の資格となっています。
なので、試験会場内でも間隔を取らなくてはならなくなった今年からの方針では、2日間設けなくてはならないということも緊急の措置だったのでしょう。
今年の宅建士試験で注意しなくてはならないこと
ここで、追加日が作られた時の他の注意事項をまとめましたので紹介します。
- 都道府県によって申し込み人数が少なければ、追加日を設けないところもある。
- 申し込みの先着順によって試験日が振り分けられる。
- 指定された試験日を変更することができず、どうしても予定がある時は、受験料を変換することもある。
- 各試験日の試験問題は異なり、合格ラインを同レベルにするとのこと。
- 早期の資格取得を迫られていない方は、なるべく受験を控えるとのこと。
もちろん、試験会場ないの喚起や、マスクをつけること、当日の体調が悪ければ受験を控えることなどの注意事項もありました。

自分の知識を広げるために受験される方は、2021年度を狙って勉強されても良いかもしれません。
他の資格試験中止情報は、こちらの記事でも書いています。


各通信講座の対応はどうなっている?
試験日が追加されたことにより、各通信講座についても教材の変更や、使えるサービスの延長などがありましたので紹介します。
資格スクエア
私のサイトでも紹介している、「資格スクエア」の宅建士講座の変更点は以下の通りになります。
2020年度合格目標講座について
- 一部講座の利用期間を、2021年10月31日まで延長
- 2021年合格目標の一部講座(直前講座、未来問模擬試験用のテスト)を無料で配信
となっています。
無料で配信される2021年度講座は、来年の法改正に対応した内容となるようで、配信はかなり後になりますが、今回の受験申込を控えた方でも、そのまま教材が使えるということになります。
また、今から宅建士試験に挑戦する方にとっても、今年度の講座を購入しても、来年の受験に備えることができます。
資格スクエアの教材の特徴は、テキスト、問題集、配信される動画講座もネット上にあるので、通勤中や勉強中にふと思い出して確認したいとき、不安でもう一度問題を解きたいときなどにスマホで確認することもできますね。
2020年度版ですが、本番と同じ筆記試験の練習をしたいときなどに使える問題集もついてきます。
フォーサイト
試験の概要が把握できる、入門講座が今なら無料で学習することができます。
(対象講座は行政書士・社会保険労務士・宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー2級)
フォーサイトは動画や音声の授業もありますが、テキストは分かりやすいB5版のオリジナルテキストを使用します。
また、細かい学習計画が立てられる手帳がついてくるので、手書きで学習記録を残したい方に適しています。
他の資格講座では試験が中止になった場合に、次回合格目標の講座を割引で購入することができるようです。
宅建士講座も今後お得な商品が発売されるかもしれません。
スタディング
2020年度合格目標の講座は、2020年10月31日まで利用可能とのことです。
上記2つの資格講座よりも価格が2万円と押さえられていて、また合格お祝い制度(Amazonギフトカード3000円分)があります。
今年の試験日追加による変更は見られませんでしたが、2021年度の教材開始もまだアナウンスされていないようです。
こちらも資格スクエアと同様、テキストや問題集もネット上にあるので、試験日当日のテキスト持ち運びも簡単そうですね。
各通信講座の詳しい情報や、市販の書籍での勉強と迷われている方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。


来年目標で勉強を始めるなら、書籍を購入することもおすすめ
公式ホームページにあったとおり、今年度の合格を急いで居ないようであれば、来年度の合格を目指して勉強を初めてもいいかもしれません。
ただ、受験申し込み期間(7月1日~7月31日)が始まっている今の期間では、来年度合格目標のテキストや問題集もまだ出回っていません。
しかし、市販のテキストでは、通信講座の割引チケットなどが入っていることもあるので、それを利用することも良いですね。



私も最初は、市販テキストの割引チケットを利用していました。
今回は宅建士試験の変更に伴う資格講座の情報を紹介しました。
資格試験が中止となった場合は、返金ができる場合もありますので、細かくチェックしておきましょう。
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