資格の講座で使われているテキストは、市販のものを使って授業を進めていくものと、完全にオリジナルのテキストを使って進めていくものがあります。
同じ資格の通信講座でも、コースによってオリジナルのテキストを使ったり、市販のものだったりするところが多くいろいろです。
その中でもオリジナルのテキストについて、大体の様子は分かるけれど実際に申込しないとどのように授業で活用していくか、演習問題、過去問を解いていくときなどどのように確認していくかなど、試験本番までの限られた時間で重要になっていきますよね。
今回はこのブログでも何回か紹介している通信講座2つのテキストを使いながら動画学習を進めてみて、そのテキストの違いを紹介していきます。
「アガルートアカデミー」の宅建士講座テキスト
アガルートアカデミーではオリジナルテキストを採用しています。
オリジナルテキストとは、その講座の専属の講師が毎年の試験の出題傾向を考えて、初学者の方でも分かりやすいように作成されています。動画講座とも連動していて、授業が受けやすいようにできています。
今回は宅建士講座を勉強してみました。

テキストのサイズはB6サイズで、持ち運びのよいものとなっています。教科ごとに分けられていて、宅建士講座では、「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「その他」の4冊。出先で横断的にテキストを読むことはできませんが、表紙もシンプルなので、人目を気にせず勉強することができます。
ページ右にある「CHECK」の項目は、そのまま自分で読み込んでいくときにはおろそかになることもありますが、授業動画を受けてみるとここも重要な部分であることがわかります。
実際に問題を解いていくときに、見落としてしまう論点が書かれているのでこちらも外せないところですね。
また、授業動画で理解を深めるために書き込んでいく余白部分も十分にあります。
ここも重要で、過去問や練習問題を解いていくうちにその部分も書き込むことも多いので、なるべく広いものを選びたいですよね。

授業動画でも触れられる、こちらの「Qestion」は、基本的に簡単な問題のようですが、引っ掛かりやすいパターンの問題をまとめてあります。
こういうところは勉強を開始した序盤ではよく覚えているのですが、試験直前期になると解き方を忘れてしまうこともあるので、注意が必要な箇所です。

こちらは過去問題集になります。
アガルートアカデミーの過去問題集[択一式]は、問題の裏に回答と解説が書かれてあるので、よく考えて選択肢を選ぶことができます。
また、問題を解いたことをチェックする箇所もついているので、繰り返し学習にも便利です。
ただ勉強する上で、一つだけ不便な所が。。。
それは、問題に該当するテキストのページが書かれていないところです。
過去問題集を解いていく学習では、回答に書かれてある解説の他にも、同じ法令周辺の項目をチェックすると効率よく覚えることができます。
また、解説だけでは理解しにくい法令などは、テキストに戻って理解することがあ大事なので、その作業をスムーズに行うためにも、問題集に連動したテキストのページは表示してもらいたいです。
「アガルートアカデミー」ではどんな資格が受けられる?
テレビCMでは司法試験の予備試験講座について多く取り上げていますが、アガルートアカデミーでは他にも多くの資格講座を取り扱っています。
- 司法試験・予備試験
- 行政書士試験
- 公務員試験全般
- マンション管理士試験・管理業務主任試験
- 賃貸不動産
- 経営管理士試験
- 宅建士試験
- 弁理士試験
- 社労士試験
- 司法書士試験
- アクチュアリー試験
- 衛生管理者試験
- 中小企業診断士試験
- 国内MBA試験
- 英語・TOEIC
- G検定
試験日まで質問や相談に乗ってくれるコースもあり、一人で勉強するときでも安心できますね。
資格の学校では教室で自主学習することにより、周りの雰囲気に影響されて勉強を続けることができますが、長引くコロナに対する措置の中で、しばらくは自宅で学習するスタイルのほうが主流になっていくと思われます。
こちらの記事も、合わせてお読みください。

「フォーサイト」の社労士講座テキスト
フォーサイトでもオリジナルテキストを使っています。
テキストの大きさはのノートなどの大きさと同じくB5サイズ。先ほどのアガルートアカデミーのものよりも若干大きめに作られています。
また、表紙には教科ごとにどこかで見たことのある世界の名画が書かれています。多少大きさはありますが、通勤時に勉強するときに一見して何を読んでいるのか分からない作りですね。

今回は、社労士講座のテキストを紹介しています。
多色刷りで見やすく、チェックしたいポイントは色分けされているところが特徴です。
また、授業動画と連動して、授業に登場する先生のイラストが描かれていて、ポイントも分かりやすくなっています。
こちらも書き込みできる箇所が多く設けられていて、また、章ごとにまるまる1ページ分書き込みできるノートのようなところがあるので、別の資格学校で開催されている模擬試験解説のコピーや、他の問題集や付属テキストのコピーなども貼ることができます。
また今回は問題集の写真がないですが、フォーサイトの過去問題集、練習問題ともに、見開きで左に問題、右に回答と解説が書いてあります。
専用の下敷きがあるので、その下敷きで回答部分を隠して問題を解いていくタイプです。
フォーサイトの問題集は、問題ごとに関連するテキストのページ数が書かれてあります。つまづいた問題はすぐに確認し、付箋で色分けすることもできますね!

「フォーサイト」ではどんな講座が受けられる?
「フォーサイト」はテキストや問題集、紙ベースが中心となっていく通信講座ですが、確認のためにもスマホ上で解くことができる問題もあり、ゲーム感覚で進めることもできます。
- 宅地建物取引士(宅建)
- 社会保険労務士
- 行政書士
- 中小企業診断士
- ファイナンシャルプランナー
- 簿記2級・3級
- マンション管理士・管理業務主任者
- 公務員試験
- ITパスポート
- 危険物取扱責任者
- 診療報酬請求事務能力検定
- 通関士
- 旅行業務取扱管理者
- 年金アドバイザー3級
- 裁判所事務管
- インテリアコーディネーター
- 保育士
- 司法書士「新しく開講しました!」
基礎講座や過去問講座、模擬試験がセットのパック講座を購入すると、オリジナル文具がついてくるのですぐに勉強を開始することができます。
また、バーチャル講師を選択することができる講座もあり、アニメ好きの方にもおすすめですね!
まとめ
テキストは、勉強を始めて読み込みを始めてから試験本番のテスト問題が配られるギリギリの所まで、あなたといつも寄り添ってくれるものになります。
それゆえ、テキストの使い方によって知識の入り方も違っていき、合否を左右するものになりますよね。
今回の私のレビューでは、宅建士試験と社労士試験のテキストを比較してきましたが、どの資格講座を受けるにしても、それぞれの勉強スタイルにより、使い心地が変わってくるものです。
テキストの選び方はかなり重要になってきますので、今回のレビューが参考になればと思います。
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