リカレント教育とは?今日から始められる学習を意識した生活

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「リカレント教育」という言葉を知っていますか?

コロナ禍で働き方やこれからの仕事について変化を感じる中、社会人になってからも学びなおしを行うという「リカレント教育」へのニーズが高まってきています。

新しい知識を学びなおすことによって、キャリアアップに繋がったり転職にも有利ですよね。

今回は「リカレント教育」を意識して、今後の生活設計に役立てよう、というお話です。

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リカレント教育の意味とは?

長い人生、急激な社会の変化に対応していくためには新しい知識をどんどん取り入れるために、生涯にわたって学習することが望ましいとされています。

「リカレント」とは、「循環・回帰」という意味。なので、学生生活が終わり、社会人となっても、仕事の中で必要となったタイミングで学び直しを続けていくという考え方なんです。

AIとかIoTとか、急激な時代の変化に対応するため、学びなおしは必要となっていくんですよね。

と言われてみても、従来から通信講座や資格の学校などで学ぶ「生涯学習」は、日本では前から言われています。

だったら「リカレント教育」と「生涯学習」って、おなじもの?と思いそうですが、実は少しだけニュアンスが違うんです。

「リカレント教育」と「生涯学習」の違い

欧米でおこなわれている「リカレント教育」は、長期間にわたって行われるもの。

1日の中で仕事だけの期間もあれば、学校で学ぶ期間もあるということです。

きちんと循環されていることが分かりますよね。

一方、「生涯学習」とはこれらを含む広い意味なので、仕事をしながら他の事を学習する、キャリアを積みながら学習を進めていく部分も含まれています。

たしかに、キャリアを中断して学びなおすことって、かなり勇気がいりますよね。

転職時の履歴についても、学習したことや資格よりも、実務経験が重要視されがちです。

なので「キャリアを中断してはならない」という気持ちがいまだに大きいのではないのでしょうか。

また「生涯学習」の中には、仕事を目的としないもの、人生を豊かにするための趣味やスポーツ、ボランティア活動なども含まれます。

日本での学びなおし事情

それでも大学や専門学校で学びなおしたいという人は多く、2018年に文部科学省で行った調査でも、社会人となったあとに、「大学や専門学校で学習したことがある、又はしてみたいと思っている」人の合計は約36%にのぼり、年代別に見てみると30代が50%を超えているそうです。

経済的支援や時間などの配慮が検討されているようですが、日々の家事を続けながらも、気軽に学習できる環境がほしいものです。

学びなおしのために活用できる給付金

学びなおしをしたい社会人のために利用できる給付金として「教育訓練給付金」があります。

月々の給料から雇用保険が引かれているのであれば、条件が揃っていれば支給することができる給付金です。

雇用保険の加入条件は正社員やアルバイト、契約社員としての分類はないので、自分の就業形態が非正規だからってそこであきらめることはないので、申請先のハローワークで相談に行ってみてもいいですね。

「教育訓練給付金」について詳しくは、こちらの記事で解説しています。

シングルマザーであれば自治体からの給付金もありますので、そちらも合わせて読んでみてください。

「リカレント教育」のデメリットについて

「リカレント教育」は長期間にわたって、仕事と学習を繰り返すことと説明しました。

なので、欧米のような「リカレント教育」を受けたいのであれば、所属している会社の協力がかなり必要なようです。

どういうことかというと、学びなおしのための学費の支援、学習中の期間についての会社での補充人員など、会社側にも負担がかかってくるんですよね。

まだまだ意識の高い終身雇用の体質がある会社に所属しているなら、ゆっくりと学びなおしをすることが難しく、一旦退職や休職を考えなくてはならないところは、まだまだ学ぶことについてのリスクが高いなあと思います。

オンラインを使った「学びなおし」

それでも、仕事をしながら新しく「学びなおし」をしたいとなれば、スキマ時間で学習できるオンラインレッスンを活用したいですよね。

私がおすすめするオンライン学習の講座にも様々なタイプがあり、仕事で即実践できるものから、しっかりと法律を学び資格をとるための講座まで、色々な種類を紹介しています。

「オンスク.JP」は、資格取得の講座はもちろん、現在の仕事にも役に立つ「税金の基本」や「財務諸表の読み方」「健康管理の基本」など、月々980円で気になる講座を何度でも受けられます。

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「資格スクエア」は、法律系の資格に強いオンラインレッスンが充実しています。
授業を受けるときは手元にテキストがある状態で受けたいですが、こちらはテキストもパソコンやスマホ上で観られるので、出先や仕事場でもテキストや問題集を持って行かなくても、スマートに確認することができます。
別の科目の確認もすぐにでき、横断してポイントを抑えたいときに役に立ちます。

受かる人は、一人で勉強する。 資格スクエアの資格対策講座‬。スキマ時間にいつでも勉強できるオンライン講座

また、こちらでは、「資格スクエア」の詳しい情報や、資格の学校と比較した記事を載せています。

さいごに

世の中では医療の発達とともに平均寿命も伸び、「人生100年時代」へ向けての意識や取り組みがなされています。

その中でも長い就労期間を見据えて自ら学び続けることは、これからの時代必須となっていきそうですね。

参考文献:文部科学省におけるリカレント教育の取組について

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