副業に関心が高まる今日、自分でも稼ぐスキルをつけようと新しい知識を学ぶために教材を購入する方も多いと思います。
しかし最近ネット上では中身のない高額商材や高額塾もたくさんあり、購入し失敗してしまうというケースが多いようです。
中身のない高額商材や高額塾に騙されないためにも、今回は失敗しないための方法をまとめ、また、高額商材を買い続けた結果どうなるのか、また、紹介している資格講座との選び方にも少しばかり近いところがあると感じたので、まとめて紹介します。
高額商材の価値を見極めるのは最終的には自分である
今回お話しする高額商材とはなんなのか、それはネット内に存在する稼ぐためのノウハウを情報として取り扱っている情報商材のことです。
種類としてはFXやせどり、アフィリエイト、プログラミングといったパソコンで稼げるノウハウを商品として売り出しているものを指します。
これらは表だって出てくることがないので、適正な価格設定がないことが特徴です。だから売る側としては自由に値段が付けられるところが問題なんですよね。
しかし、これらの商材すべてが悪いものというわけではないですし、購入した値段で満足できるかどうかは最終的には自分の気持ち次第なんですよね。
ただ、自分が満足してその高額商材、高額塾を購入したとしても、元を取らなくてはという気持ちが働きます。
その購入した人がその後どのような行動を起こすのかは後ほど紹介するとして、まずはそのような中身のない高額商材を間違って購入しないためのポイントを紹介しますので、これらを覚えておいてください。
中身のない高額商材を買わないためのポイント4選
高額商材や情報商材を売り出すにはパターンがあります。
これはネットが広まっていない時代にもあった商法「催眠商法」にも近い現象が起きているとも考えられます。
催眠商法とは…
空き店舗やスペースなどで講演会やイベントを行って、密室した空間で最初は無料プレゼントなどをわたし、徐々に高額な商品を売りつける商法。
元マルチ商法販売者、Dr.ヒロさんの動画で詳しく説明しています。
16分の長めな動画ですが、後から説明されているセールスの仕方なども典型的なパターンとなっているので、そちらもご覧ください。
「催眠商法」は主にお年寄りをターゲットにした商法となりますが、この高額商材や高額塾では若い方、特に学生の方も含め、あらゆる年代の方がターゲットになる可能性が高いのです。
それはメールを通して、またLINEやTwitter、YoutubeなどのSNSも利用されていますね。
一見して催眠商法と違って密室した空間で洗脳されているという風には見えませんが、パスワードや指紋認証など使って自分しか見られないスマホの空間だと、周りの人も見ているわけではないので、正しい判断もできなくなってしまうということも起こっていると思われます。
動画にも紹介されていた、無料プレゼントで返報性を利用する、希少性をつける、安い商品だと思わせるといったテクニックもふんだんに使われていますね。
これらのセールステクニックは、本当に購入した人の役に立つ商品なら利用しても構わないですが、価値のない商品や情報も売れてしまうものなんですよね。
ナイフは食べ物を切ったり調理することもできるけれど、人を傷つけることもできる、セールステクニックそれと同じ武器になることもできるのです。
それでは、あなたが中身のない高額商材を買わないためのチェックポイントを紹介しましょう。
「誰でも」「簡単に」というキャッチコピーを避ける
まずは売り出している情報商材に、下のようなキャッチコピーが使われているのなら、疑ったほうがいいでしょう。
- 誰でも簡単に
- 3か月で6桁稼げる
- パソコンの簡単操作でOK
- 何もしなくてOK
ここは簡単に判断が付きそうな箇所ですね。
しかしそれでも一人では判断がつかないという場合もありますので、身近な人に相談してみましょう。
洗脳を解いてくれることもあります。
製造元、販売元は明確か?
特定商取引法では、販売元の会社名や個人名、住所や電話番号を表示することが義務付けられています。
この特商法の表示は取り扱う商品のかなり目立たないところ、例えば商品を紹介しているものがサイトであるならば、一番下にリンクされている場合が多いです。
しかし、この表示すらないものは論外です。
第一、顔の見えない相手に支払うのですから、何かあった時にすぐ連絡の取れる状態にしてあること、また、こちらもクレームや訴訟を起こせるようにしておくことは購入する側の権利だと私は思います。
無料コンテンツに具体性はあるか?
情報商材を売り出すにはその販売側がどれだけ実績があるのかを知ってもらうために、その情報の一部分を何らかの方法で無料で配信するという方法をとります。
これは商品を売るために行われるのですが、その内容について自分なりに調べ、本当に必要な情報なのかを判断するとよいでしょう。
よくその販売者が聖人であるかのように、マインド的な配信ばかりを繰り返している人もいます。
はっきり言うとそのような人はそれ以上の情報や経験を持っていないので、精神面しか情報を配信するしかないのです。
自分で本を買って読んだ方がマシですね。
販売者にどれくらいのキャリアがあるか
販売者の実績がどれくらいあるか、その人の過去の配信年を確認してみてください。
そして最低5年以上のキャリアがあるかどうかを確認しましょう。
これは会社にお勤めの方ならわかると思いますが、入社5年以上になると自分の仕事に慣れていくことはもちろんのこと、会社のいろいろな部分も分かってきますよね?
それと同じで、自分の仕事が分かっていても自分の取り組んでいる業界の様子が分からないと、これからどうなるか、どう行動をしていくべきかが分からなくなります。
分からない状態の人から教えられると考えると恐ろしいですよね。
それでもどうしても高額商材を購入してしまい、何とか返金してほしいのなら、同じ商材を買った人が集まり集団で訴訟を起こすこともできます。
こちらからそのコミュニティサイトに移動してみてください。
高額商材を買い続けるとどうなるか
それでも中身のない高額商材が増え続けている今日、どうしてこういう詐欺めいた商材が後を絶たない理由の一つとして、その販売している側もかつては高額商材の被害者であったということが考えられます。
しかも、その高額商材を購入したのにもかかわらず、自分が被害者であるという意識がないんですよね。
無いというか、自分は騙されていないと思い込んでしまうことが原因なんです。
その思い込みのために自分の購入した額以上の成果を出そうとします。
そして何とか自分の購入した高額商材をベースにまた新たな商材を作り、高額な値段をつけ、自分が騙された方法で販売する・・・
ここで、関係は断ち切ったけれど意識的にはマルチ商法に近いものができてしまっているんです。
そりゃ、高い値段をつけ数人に売ってしまえば、それなりの高額月収が見込めますよね。
資格講座を選ぶための心構え
私がこのブログで紹介している資格講座は、合格発表後にアンケートを取り次の試験実施回に向けて改善を行っているものとなります。
しかし実際自分が試験に合格できなかったことを理由に、資格学校へ文句を言いに行くという方も実際いらっしゃるそうです。
最初にお伝えした通り、その商品が適正な価格であるのかどうかを判断するのは購入する自分であり、その気持ち次第でその商品の価値が決まります。
この点については、あやしい情報商材と判断は一緒ですよね。
まとめ
これから副業をする人口はかなり多くなってくると思います。
その中でスタートダッシュに失敗しないよう、情報収集には気を付けていきましょう。