離婚後や実家から出るとき、子どもの転校など、シングルマザーにとって引っ越しは避けられないものとなっています。
私も最近引っ越しを経験し、大変ながらもいろいろと学ばせてもらいました。
そこで今回は、子どもを引っ越しをするときに知っておきたい情報をまとめました。
初期費用は家賃の5倍!
毎月の家賃がどれくらいかかるのかを考えることはもちろん大事ですが、引っ越し時の初期費用には、「敷金・礼金」「仲介手数料」「更新料や火災保険」「防虫加工料金」などが必要となっていきます。
なので、これらを計算すると、賃貸契約時には家賃の4~5倍のお金を用意しなければならない、ということになります。
家賃だけで決めるのではなく、まとまったお金が必要となるところを注意しましょう。
UR賃貸住宅も検討
URの賃貸住宅は仲介手数料、礼金、更新手数料がないところが魅力的です。
その代わり、一般の賃貸住宅よりも家賃が少し高いところがあります。
地域によっては築年数の長いところがありますが、その代わりメンテナンスをしっかりしてくれるところもあり、大きな住宅では近くに管理事務所があるので、水漏れなど、部屋のことで困ったときに簡単に相談に行くことができます。
また物件によっては、「子育て割」や「U35割」など、様々な割引制度があるので、一度相談に行かれてもいいかもしれません。
近くに公園が整備されており、保育園も比較的近い物件もおおく、子育て世帯には住みやすい環境です。
引越し業者の見積額はこれくらい
賃貸契約の費用のほかにも、引っ越し業者の費用も検討しなければなりません。
ここは友達や家族がいるなら、レンタカーでトラックを借りて…という方法もありますが、素人だと新しい部屋にキズをつけてしまい退去時の費用が高くついた、というケースも考えられるので、やはり引越し業者をお願いするといいでしょう。
段ボールの調達なども1から始めると結構大変です。使い終わった段ボールを引き取ってくれる引っ越し業者のほうが、片付けも楽に終わります。
見積額は大体、同じ市町村内(15㎞圏内)で3万円~8万円、同じ県内(50㎞圏内)で5万円~10万円ちょっとぐらいになります。
運ぶ荷物の量、家族の人数によって、ここは若干変化しますね。
また繁忙期となる3~4月にも、若干値段が高くなります。
一括見積サービスはあまり使わないほうがいい
ネットで一気に引っ越し業者に連絡することができる一括見積サービスは、一見して簡単で便利そうに見えますが、私としてはおすすめしません。
ネットでの一度の入力で数社への見積もりが完了するのですが、大体は同じ金額でサービスも同じくらい。
また、立て続けに電話がかかってくることがうっとしいと思いました。
新しい部屋を探すときにも同じように複数の賃貸業者で検討したのに、また同じように電話がかかってくることが少し面倒だなと感じました。
母子父子寡婦福祉資金貸付金制度について
賃貸契約の初期費用、引っ越し費用を合わせるとどうしても足りない、というときは、政府で行っている「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」を検討してみてもいいでしょう。
「母子父子寡婦資金貸付金制度」は、年間の利率が、保証人がいるのなら無利子で、いないのなら年1%で借りられる貸付金制度です。
就学支援や親の技能習得支援、就職支度金などいろいろな目的で借りることができます。
今回は引っ越し費用なので、「転宅資金」となります。条件や貸付金額はこのような感じです。
貸付の対象 | 母子家庭の母、父子家庭の父、寡婦 |
貸付の限度額 | 26万円 |
据置期間 | 6ヶ月 |
償還期間 | 3年以内 |
利率 | (保証人有) 0% (保証人無)年1.0% |
ここでいう「据置期間」とは、貸付を受けた後の利息のみの支払期間を指します。
相談箇所は、各自治体の福祉担当の窓口になります。
参考:内閣府 男女共同参画局
家電はまとめて購入するほうがお得!
新しい部屋に合わせた家電は引っ越し時に何点も購入することがあると思いますが、ネットで一つ一つ安い家電を探してくるよりも、一つの量販店でまとめて購入するほうが便利です。
購入時の便利さだけでなく、もし故障した場合の保証は1つに統一しておいたほうが管理がしやすいし、またその量販店が決算期にありセールを行っている場合には、まとめて値引きしてもらう可能性もあるからです。
私の場合、子どもと二人で家電を見に行ったのですが、その時便利そうだなと思ったキッチン用品なども「これいいねー」と話していたことで、あとからプレゼントしてもらったこともあります。
また、ケーブルテレビやネット回線などの契約も同時にしておくことで、値引きしてくれるクーポンが適用されることもあります。
シングルマザーが引っ越し後に必要な手続一覧
役所での転居届以外にもいろいろな手続きが必要となってくることもあるので、忘れずにしておきましょう。
どういうことかというと、引っ越し先の自治体によっては減免や助成を受けられるところもあるからです。
ひとり親のための必要な手続き(全国共通)
- 児童扶養手当
- 児童手当
- こども医療助成制度、またはひとり親家庭等医療助成制度
- 就学援助
各制度の詳しい記事はこちらから!



自治体により違う助成制度手続き
- 福祉乗車券
- 上下水道基本料金減免手続
- 児童育成手当
対象であれば、国民健康保険、国民年金、運転免許証の書き換えなども必要ですね。
運転免許証の書き換えは住民票が必要になってくるので、一連の手続きのついでに住民票も取っておくことをおすすめします。
また、マイナンバーカード発行がまだであれば、その手続きも一緒にしておきましょう。
オンラインでの発行手続きには、申請書IDが必要になります。その番号を発行してもらうことができます。
通信費を安くまとめるには?
引越し先でゲーム機でのオンラインゲームはあまりしない、スマホや必要なパソコンのネット環境があればいいとお考えなら、コンセントにつなげるだけで月々の速度制限を気にしなくていい、ソフトバンクエアがおすすめです。
地域によりつながりにくい箇所などありますが、条件が合えばスマホ代も安く抑えることができます。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください!

引越し先のエリアチェックはこちらから!
さいごに
私が引っ越し準備を始めたのは大体1.5か月前。引っ越し後の手続きや、新しい部屋に住んでみて足りないものなどもぼちぼち出てきます。
いろいろな箇所への住所変更など、やることはたくさん出てきますね。
そんな時はタスクアプリなども賢く利用してみましょう。

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