私の紹介している通信講座では、行政書士や社会保険労務士などの法律を学ぶ講座もあります。
これらの勉強には、法律そのままの条文や、実際に裁判であった判例などが問題となって出てくることもあるので、最初は難しい言葉に慣れること、それからそれらを覚えていって問題を解かなくてはなりません。
そのためには、リーガルマインドというものを身に着けておくとスムーズに合格に近づくことが出来るそうです。
このリーガルマインドについて、深く考えてみましょう。
リーガルマインドとは
「リーガルマインド」と聞くとこの言葉と同じ言葉の法律学校がありますが、それはさておき、今回はこの言葉の意味から私たちのようなこれから資格を勉強する人でも身に着けられるスキルなのかどうかを検証していきます。
この言葉を固い言い方に変えると「法的思考力」となります。
一気に難しそうな名前になっていきましたね。
実際に仕事をする士業の方の能力として、
- 当事者の言い分を聞いて物事を判断する能力
- いろいろな価値観に優先順位をつける能力
- 事実と意見を分けたり、出来ているルールに事実をあてはめて解決する能力
ということになるそうです。
抽象的な物事に具体的なイメージを持たせて説得したり、いろいろな出来事に複眼的な見方を持ったりすることで、これらの能力を鍛えることができるそうです。
ビジネスに応用するリーガルマインド
いきなりこの士業に就かれている方と同じマインドを持つことは難しいので、今度はビジネスというか、もっと簡単に普段の生活で少しづつ鍛えることが出来ないか考えてみます。
普段人と話している中で感じることは、一見してみんな違う考えを持っていて感心させられることが多いものですが、誰しもこれはこういう考え方がベースになっているというか、筋道や要素というものがあり、それを読み取っていくと物事を判断する材料になっていくのではないかと思います。
意識してその同じ部分である「ベース」を探していくことで、少しづつリーガルマインドが養われるのではないでしょうか。
次に判断することを始めていくのですが、ここは過去の経験や知識から判断することになります。
この知識を勉強していくのですが、知識の引き出しを多く持つことがこのリーガルマインドには必要になってくるということですね。
最後に起こっている事実にできているルールを当てはめるという能力ですが、ここは相手を説得するために「論理的に」話すような能力となります。
これらを極めていくと、「自分の考えを上手に相手に伝える」「相手の考えを理解する」力も付くようになり、将来的にも大きな武器となっていきそうです。
このあたりは訓練が必要となっていきますが、資格試験の勉強に関しては、頭の中で整理するという感じなので、人に対して話すよりも若干簡単ではないかと思われます。
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法律の勉強をするときには
法律の勉強範囲は試験問題を見ると抽象的に見えますが、その中でも厳密に決められているものです。
その「ベース」となるものを読み取る力は、先ほどの様々な意見から一貫しているものを探していく作業となっていきます。
なので、細かい用語なども重要なのですが、そこから見ていくと膨大な量の試験範囲に追いつくことができなくなってしまいます。
リーガルマインドにのっとって勉強を始めるには、最初に全体的な流れをつかんでいってから部分を見ていくと効率的に勉強できるようです。
資格試験の勉強を始める時期には難しそうに見えますが、順を追ってこれらのリーガルマインドの手順を意識していくと、覚えることも簡単になっていきそうですね。