最近の大学生の就職内定率は良くて学生の方から内定をお断りすることが多く、企業にかける電話マナーで困っている人が多いようです。
ロスジェネ世代の私にとっては羨ましい限りですね。
そして、その電話応対マナーについてそのノウハウを教えるサービスも多くあるそうで、そのようなニュースを先日拝見しました。
私は直接会社の代表電話を受けることが多く、かれこれ10年電話を受けています。
まあずっと平社員というわけというか、中小企業なので人が少なく自分が受けてるだけなんですけどね。
そんな私が会社で直接電話を受けて、実際に電話のマナーについてどう感じたかを紹介していきたいと思います。
学生はあまりマナーについて緊張しないこと
まず電話のマナーについてその話し方や「お時間よろしいでしょうか?」などのテッパンの言い回し方は、ノウハウを教えるところでは教えてくれると思いますが、学生の場合はそのようなものはネットで検索して出てきたくらいのノウハウで事足りますね。
というのは受けているこちら側も学生だからということで、完璧さを求めていないからです。
私たちも学生の頃は電話をかけることに緊張して、また、社会人になりたての頃は入社してから電話の受け方をまとめた紙を自分のデスクの上に置いて、上司の監視の下で電話の応対をしていた時代がありました。
受話器を置いてから、その受けごたえ方について上司からダメ出しを受ける苦痛があったからこそ、初めて電話をかける人に対しては、「だれしも失敗はあるから」と思って何も思いませんね。
むしろ、会社として営業電話がかかる場合の相手の電話マナーは気になります。
私は会社の代表電話を受ける側として、大体電話応対のいい会社、悪い会社は決まっているなあと感じています。
その業界については後程紹介していきます。
最低限の言葉遣いを守っていればOK
ただし、最低限の言葉遣い、例えば友達と話す話し方と目上の人に対する話し方を意識するくらいは気を付けてもらいたいです。
それでもつい出てしまった言い間違いは気にしませんので、要は必死に丁寧さが伝わる話し方をしているのなら、何も思いません。というか、数分すれば忘れていますね。
これは取引先から送られてきた宛先の字などもそうなんですが、この時字が汚かったり、かわいらしい字で書かれていてもそれを見て「あー…」と思うだけで特にそのあと評価するわけでもありません。
初々しさがあれば、らしくていいよねーと思うだけです。
もし言葉遣いで細かく厳しく指摘するような社員がいるとするなら、もうそういう職場は入社しても辛いだけですよ。
電話をかける時間帯をあえて言うなら
ただ、電話マナーでよくありがちな電話をかける時間帯の希望としては、就業時間の終わりごろ、17時半~18時あたりにかけることは避けてもらいたいなあと思います。
これは昼休み中よりもこの時間帯のほうが嫌いですね。
残業があってもなくても、就業時間の終わり前後は仕事が終わらない焦りが出てくる時間なのであまりいい気分はしないですよね。
私の感じた電話応対のいい業界、悪い業界
初々しさがあって慣れていない学生の電話より、もう慣れすぎている方の営業電話のほうが言葉遣いに対して気になります。
今まで代表電話を受けてきた中で、業界によって応対のいいところとそうでないところはだいたい決まってくると思うようになりました。
私が今まで受けてきた中で、そこそこ応対のいい業界は、求人紹介やOA機器など、比較的BtoB向けの営業電話は応対がよく感じられました。
逆に電話を受けて気分が悪いと感じた応対をする業界は、自動車買取やひかり電話関係ですね。
こちらはBtoCサービスもある業界ですが、いままで受けてきた中で態度が大きいなと感じられる方が比較的多かったですね。
まとめ
電話をかけることは徐々に慣れていくものですが、慣れすぎて相手への気遣いを忘れないようにしたいものです。
電話については慣れていない人の丁寧さのほうが不快にならないものだと思います。